小田原市、南町の家。
市に提出していた補助金の申請が、無事に交付を受けられることに決まった。
今年度、第一号の補助金交付が決まった建物。
補助金額を書くことは憚られるので記載しないが、目安とすれば60インチぐらいの4Kテレビなら、なんとか買えるぐらいの額。それだけの補助金を受けられるのだから、これはありがたい話。
この補助金は小田原市内の各所に設けられた景観に対する規制区域内において、一定の基準をクリアしつつ、材料や色、あるいはそれらのバランスに対して、景観の専門委員からのアドバイスを考慮した建物のみに補助されるもので、誰でも簡単に受けられるものではない。
建物の形態や色彩に関して市の意見を尊重し、反映する必要があるのだが、建てる側の希望との折り合いの付け方だって難しい。
それでもでもこの「南町の家」の場合は、補助して貰いたいと思った。
隣家からの貰い火で全焼した家の建て直し工事には、あらかじめ用意した建設資金はない。
火災保険には加入していたが、築年数が古い既存の建物には、高額な保険額は加入できない現実がある。もちろん、隣家の失火元からの保障だってない。
それでもここに家を建てなければ、財産が燃えて無くなってしまっただけでなく、故郷の記憶や思い出さえも無くしてしまう。だから、ここでなんとかしたいと思ったわけだ。
小田原市だけでなく、他の市町村でもいろいろな補助金や助成金の交付が受けられる場合もある筈。
家を建てられる方は、そう言う小さな情報も大切に収集して、有効に活用されることが必要です。
今後「南町の家」は、「すまい給付金」の申請手続きも行う予定です。