避難所が開設された

台風による被害の発生を懸念し、市内の小学校を避難所として開放するという小田原市からの防災無線が流れた。食料や寝具を持っての自主避難と言う形だが、付近に川があったり、背後に山を背負う場所に住む方にとっては、用心するに越したことは無い。
危険だと感じたら、いち早く避難した方が良い。ただ問題は、その判断が適切に出来るかどうかなのだが…。
昨日、土石流が発生し、大きな被害のあった長野県の南木曽町には以前、何度か遊びに行ったことがある。ちょうど被害が出た場所付近の旅館に泊まり、そこから木曾の酒蔵を訪ね、蔵出しの酒をたくさん試飲させていただいたことを覚えている。
また、お盆の時期には小さな花火大会が催され、それを眺めた記憶もある。静かで、どこか寂しさを感じるような花火大会は、都会の華麗で賑やかな花火大会とは違い、ご先祖様を供養しながら、ひょっとすると一緒に眺めようとしているかのような雰囲気さえ感じられた。だが今年はそんな花火大会も無理だろう。
台風も土石流も自然の脅威であることは間違いないのだが、最近の異常な気象状況と被害の大きさを見ていると、少しだけ複雑な気分になってしまうのはなぜだろう。
どちら様も、御気をつけ下さい。