いつもお世話になっているMFさんから
MF新書の新刊『いきなり絵がうまくなる本』を、頂戴しました。
パラパラっと中身を拝見すると、どうやら透視図法を用いて
絵を上手に書くコツを説明されているようです。
透視図法とは、建築でも一般的に用いられている作図法のことで
「パース」などと呼ばれている、完成予想図を描く時に利用する絵の描き方のこと。
もっと簡単に言えば、「遠近法」を利用した、絵の描き方のことと言っても良いでしょう。
「遠近法」とは、同じ物でも遠くにあれば小さく見えて
近くにあると大きく見えるっていう、あれのことです。
また著者の中山氏が絵描きさんではなく、建築家と言う点から見ても
「絵心」ではなく「コツ」と紹介されている点に頷けます。
確かにこの透視図法を知っていると、絵は格段に「それっぽく描く」ことが出来ます。
本書はその基本的なコツを、分かり易く説明してる本だと思います。
私も今一度本書で、勉強し直してみます。
と言うのも先日、知人に「パースの書き方を教えてほしい」と頼まれたことがあったからです。
勿論、人様にお教え出来るほどの知識も技術もないので
パースの基本となる「遠近法」のイメージと、それを利用したもっとも簡単な一点透視法
および二点透視と三点透視の基本や考え方を、雑談程度にお話しして
参考となりそうな本を探して、お渡しするという事があったばかりなので。
その時に本書があれば、ご推薦してのに~。
今からでも遅くないので、早速あの時の知人にも、お教えしましょう。
建築やインテリアを学ぶ学生さんは勿論ですが
これから家を建てようと考えている方が、イメージを具現化する際にも
役に立ちそうな新書だと思います。