ミステリ本 2014.11.28 『矢澤潤二の微妙な陰謀』 秋梨惟喬 著/読了 矢澤潤二と名乗る正体不明の男が語る、摩訶不思議な世界。 それは超能力やUFO真実、徳川埋蔵金や百匹の猿理論に関すると言った内容ばかり。 まことしやかに語るその話に、様々な人の人生が歪められていくという話の連作集。 赤毛同盟的な話もあり、ミステリ好きは思わずニヤリとしてしまう。 私が読みながら、頭に描いていた矢澤潤二像は「笑ゥせぇるすまん」の 喪黒福造を少しスマートにした感じだが、怪しさという点では彼以上。 こういう作品、結構好きです。