東京オペラシティ「木童」でのパネル展は無事に終了しました

1月10日より1月24日まで催していたパネル展は、お陰様で無事に終了いたしました。
期間中に多くの方が足をとめ、展示パネルを熱心にご覧いただいたと伺いました。
今回は「二世帯住宅」というテーマに絞り、親と子が共に住むための円満な距離の話や
税金面での利点、あるいは長年住み慣れた家に対する親の想いなどに目を向け
パネルとして展示させていただきました。
たぶん今すぐに家を建てたいと考えていない方でも
近い将来訪れる「親の老い」や、自分たちの「子供の成長」
そしてもっと先に来る「自分たち自身の老い」に対して
何らかの形で思いを巡らせている方が、足を止めて見ていただいたのではないかと思います。
正直言えば新宿の初台と言う場所で、葉山・鎌倉、そして小田原の建築家がパネル展を開いても
あまり興味を持たれないのではないか? 
あるいは展示内容自体に、見る人の琴線に触れるものが無いのではないかと
様々な不安を抱きながら、手探りで催しているのが実情です。
まして展示期間中、ずっと会場に居られるわけではないので
足をとめて下さる方の、反応や様子を見ることもままなりません。
それでもパネルを読んで下さることで
「建築家って、こんなふうに考えながら設計しているんだ」とか
「こんな視点もあるんだ」と、思っていただければ
きっと今、抱えている将来のことに対して、少しだけ気持ちが楽になるのかもしれません。
いえ、そうなってくれれば良いな~と、思いながら活動しています。
だから木童のスタッフさんから、「結構、熱心に見てる方が居ましたよ~」とか
「ついさっきも、若い御夫婦がパネルを読み、パンフレットを持って行かれてましたよ」と
言われると、やっぱりありがたいですし、そう気にして下さっている木童のスタッフさんにも
ありがたいと感謝します。
また時期を見て、この場所でのパネル展、あるいはもっと違う形の企画を
催すかもしれませんが、その時にはまたご報告いたします。
まずは新春早々のイベントが、無事に終えた御礼とご報告まで。