小田原市内で、とある住宅の外構工事が進行中。
ところがこの作業を邪魔するかのように立ち塞がるのが、小田原市の道路行政。
工事している住宅は小田原市の高台にあり、そこへ続く道は狭く、曲がりくねっている。
その狭い道路内に、桜の樹が植えられている。
幹の直径およそ1mはある、それはそれは大きな桜。
季節になれば、桜のアーチを潜るように車が走る道だ。
ところがこの桜、少々問題を抱えていた。
以前から適切な管理がなされておらず、台風などの時期には枝が折れ、事故も起きていた。
ようやく重い腰を上げた市は、今年になって段階的に伐採を始めた。
外構工事を行っている敷地の入口部に、その桜の樹の一本があった。
そして伐採された後の様子が、コレ。
桜は道路面から15cmあるいは20cm程、切り株を地表に残した状態で切り倒された。
そしてその切り株の周囲を、市のバリケードが囲んだ状態で作業を終えた。
まさかとは思ったが、一応市に問い合わせてみると
「伐採作業はこれで終了。切り株や抜根処理、道路の舗装工事は考えていない」とのこと。
という事は、バリケードもこのままですか? と、重ねて聞くと
「はいそうです」との返事。
呆れる前に、思わず笑ってしまった。
確かに予算のこともあるだろうし、来年の予算が付くのかも分からない状態で
迂闊な返答が出来ないことは理解する。
が、伐採する前に、この状況で放置しても大丈夫かな~?と、考えなかったのだろうか?
黄色いテープには「きけん立ち入り禁止」の文字が見えるが
小田原市の管理する道路内の樹木を、小田原市が伐採して、その後の処理がコレで良いのか?
道路行政って、なんですか?
思わず調べちゃいましたよ……、そしたらこう書いてあった。
■道路行政とは
道路行政の基本は道路法で,路線の指定・認定,管理,構造,費用の分担等を定めている。
管理には新設,改築,災害復旧,維持・修繕,占用許可,沿道制限,道路標識の設定等が
含まれている――とある。
何度も読み返したが、この中の「維持・修繕」の項目に該当しないのだろうか。
それとも「維持・修繕」って、言葉の意味も調べるべきか?
でも市は、このままで放置すると言い切ったのだから
本当に何年かはバリケードのままなのだろう。
さて困った。
次なる手は自費工事の許可を貰い、自費で抜根・舗装工事を行うしかないのだが
なんだか、今一つモヤモヤするのは、私の狭量だろうか。
はぁ~~~、悩ましい~~~