設計の依頼を受ける時に、大切にしていることは信頼関係です。
ですがときどき、それは甘いことだと思い知らされることがあります。
信頼関係など、一朝一夕で作りあげられるものではありませんし
そんな見えない物を頼みの綱にして、仕事をしてはいけないのだと知っています。
でも、やっぱり人とは笑いながら話がしたいし、家を造る話なら尚更です。
でもそんなふうに考えているのは私だけで、相手は存外そう思っていないことも多いのです。
それが見えた時、つくづく自分が甘ちゃんだと思い知ります。
たぶん今までに、何度も経験した自分の甘さなのに
やはり、書類至上主義みたいな対応が取れません。
とまぁ、そんなことを言っているから、いつまで経ってもダメなのですけどね。
ただ、そんな時の切り替えは、昔より上手になったような気がします。
慣れた……のでしょうか。
人と話すのって、本当に難しいです。
設計案て、生ものだと思っています。
その時、そのタイミングで、その状況で考えた最良と思えることが反映されます。
時が経ち、違う物を見た後で、違う音を聞いた後では、違う案が生まれるから。
どんな経験でも、設計に役立つのだとしたら
こんな経験もまた、きっと設計に役立つのでしょう。
今朝は予想外の雪でした。
そんな雪もすでに止み、今はきれいな夕焼けが見られます。
明日はきっと晴れるでしょう。