建築雑誌などを見ても、神棚が祀られている家を見る機会は少ない。
なぜだろう?
トレンドな建物には似合わないからだろうか。
それとも本当に、神棚を祀った家が無くなってきたからだろうか。
あるいは地域性なのか。
でも私がご依頼いただく建物には、なぜか神棚を祀る家が多い。
引き渡し間際の、この家にも神棚を設けている。
もちろん、クライアントのご要望で。
ご主人はお勤めしている方なので、商売屋さんではない。
下は計画中の美容室のスタッフ・ルーム。
荷物が煩雑に置かれているが、神棚が南の方角に向けて祀られ
ちゃんと、お水がお供えされている。
たぶん新しく建てる店にも、きっと神棚は設けられる筈。
流行やトレンドの最先端を見つめる業界でも、こういう信心は大切なのでしょう。
過去にも何軒かの家に神棚を設置した経験があるし、私の実家にも神棚はあります。
今は仏壇や神棚の無い家が増えているが、完全に無くなることは無いと思っている。
色やデザインや接し方を変え、きっと新しい形での祀り方が考えられると思うから。
ちなみに、仏壇と神棚の両方がある家があるが
新築した家に最初に入るのは(つまりお祀りするのは)、神棚ですからね。
お間違えなく。