桃の節句。雛祭りに欠かせないのは雛人形だが、この雛人形の向きで毎年迷われる方はいないだろうか? これ向かって左側にお内裏様で、向かって右側がお雛様と言うのがスタンダードらしい。もっとも関東と関西では違うとも聞くので、あくまでも神奈川県小田原の場合と、言っておこう。
西洋諸国では左が上座と言われ、大正天皇の即位式の際に、左に天皇陛下、右に皇后陛下がお立ちになられたことを機に、関東では左上座と認識されるようになり、雛人形の位置もそうなったらしい……と言う説があるそうな。ま、よしんば逆に並べてしまっても、それぐらいのことでお雛様は気分を害したりはしないと思うが。
気分を害さない――と言えば、仕舞いそびれると嫁に行き遅れると言うのも、どうやらそうでもないようで、慌ててしまってしまうよりも、よく掃除をして、カビ無いように乾燥させたうえでしまった方が良いらしい。その方が、御両人も喜ばれる筈。
迷信に翻弄されることなく、大切にする気持ちが大事……という事なのでしょうね。
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