住宅の改修計画の打ち合わせ。天井内を覗いて見たら、なんだかいろいろと気になる点がある。鉄骨造の建物だと言う事は分かるが、天井の吊り木と鉄骨梁との固定方法が変だし、吊り木のピッチも気になるし、吊り木受けにも違和感がある。その他にも意味の分からない配管が、どこにも固定されずに這っているし、変な部品まで転がっている。
よくこれで今まで大丈夫だったな~と、思ったが、運が良かったと言うことかもしれない。何かの拍子に、万が一天井が落ちれば、それだけでも大きな被害になる。間取りや機器類の交換だけではなく、建物の安全を確保することも、リフォームの大きな目的の一つ。
安全とは大抵の場合、目に見えない所にある。だからそこを丁寧に補強しても、やはりその補強の結果は目に見えない。だからこそ、そこに配慮したいと思うのですよ。なんだか哲学的だが(笑)