『ユダの窓』カーター・ディクスン著 を頂戴しました

翻訳も新たに、カーター・ディクスンの名作『ユダの窓』が、東京創元社から出版されます。
東京創元社HP『ユダの窓』
この『ユダの窓』は、密室トリックのアイデアが斬新だと、そのトリックばかりが話題になる作品ですが、実は法廷物。それも本格的な法廷物です。もしトリック重視の作品は嫌いだと読まず嫌いの方が居たら、ぜひこの機会に読んでみて下さい。法廷物として間違いなく楽しめる作品ですので。
またこの文庫には、巻末に「ジョン・ディクスン・カーの魅力」と題した、座談会の様子が掲載されています。お話されているのは、瀬戸川猛資さん、鏡明さん、北村薫さん、斎藤嘉久さんの四名。司会を戸川安宣さんがされています。
これだけでもお得なのに、さらには「本座談会と『ユダの窓』について」と言う内容で、戸川安宣さんがあとがき的に、まとめられています。どれだけ盛り沢山なんだよ! と、笑っちゃうほど。いや、とても嬉しいのですが。
というわけで、本棚がますます狭くなる週末です。
熱中症にお気を付けを。