既存家屋の解体工事が始まった。家族は近くの仮住まいにお引越しも済み、神棚もお祓いしていただき、既にお引越し済み。だがしかし、この家の猫ちゃんの引っ越しだけが上手くいかない。一度は家族一緒に仮住まいに移動したものの、その日のうちに基の家に戻ってしまった。それ以来、家族の居なくなった土地に、一人で留守番をしている状況。そして解体工事の日を迎える。
朝は敷地の中に居たが、大勢の見知らぬ人が来たのを見て、何処かへ隠れてしまった。仕方がないので、猫ちゃん愛用のタオルを段ボールに敷き、それを雨に濡れない場所に設置することにした。猫ちゃんの餌と水用の皿を近くに置き、これからは毎日、作業現場の監督をしていただくことにした。勿論、猫ちゃんにその気があればの話だが。
現場の作業員の皆さんには、猫ちゃんの特徴を伝え、「怖がらせないようにね」と、お願いした。猫ちゃんの引っ越しって、なかなか難しいです。