国が若年層の中古住宅購入に対して、補助金を支給することが決定した。その額は最高で65万円と言うから、これを活用しない手は無い。ただし購入者の年齢が40代未満であることや、中古住宅のインスペクションを受けることなどの一定の条件があるが、それは仕方のないこと。
近年増加する空き家対策の一環だと思うが、こういうことを切っ掛けに空き家が有効活用されるならば、それはとても良いこと。また既存住宅のインスペクションにより、適切に建物への評価が行われることや、補強・補修の必要性が購入時に把握できることにより、今まで漠然と行われてきた表面だけをキレイに整えるリフォームから、資産としての価値の把握や建物の根本的な状態を把握し改善するリフォームへと繋がることは、ショートサイクルでスクラップ・ビルドを繰り返すことを避けることにも繋がっていく筈。期間限定の補助金対策だと思うが、家を購入するか迷っている人の、背中を押すことになるのでしょう。
ちなみに中古住宅のインスペクションとは、既存住宅現況検査技術者に、建物の状態を調査して貰うことで、資格所有者に依頼する必要がある。ちなみに私もその資格は取得しているので、分からないことがあれば、お問い合わせください。