浴室を考える時、少し前なら造る浴室(在来工法)か、ユニットバスの二つの選択肢しかありませんでした。それぞれに長所・短所はありますが、分かり易い長所を上げるとすれば、在来工法の浴室は自由度が高いこと。平面的・立体的な形は勿論、仕上げ材料や使用機器類、それら全てを希望通りに造ることが可能です。
ユニットバスの長所は防水性能の高さかもしれません。2階に浴室を造る時にも悩むことはありません。平面的な大きさだって、いくつかのバリエーションから選ぶことが出来るので、一般的には何の問題も無いでしょう。どちらの浴室を選ぶかは、好みや掃除・メンテのし易さや、値段の違い等で判断するのでしょう。
ところが最近は、両方の良さを兼ね備えているハーフユニット・バスという選択肢もあります。平面的な大きさには限りがありますが、腰から上の壁・天井材料は自由に選ぶことが出来ますし、ユニットバスでは限界のある窓の大きさも自由で、一面ガラス張りの浴室だって造ることが可能です。また在来工法で心配な防水性能に関しても、腰から下半分はユニット製品なので防水性能も安心。
浴室を考える時には、こんな選択肢もありますので御一考を。