『月の満ち欠け』佐藤正午 著

『第157回直木賞』受賞作。購入したのは、賞の選考日前日。

車の中で聴いていたラジオで、この本が面白いと話されていたのを聴いて、その足で最寄りの本屋さんへ行き購入。そうしたら翌日に、直木賞を受賞したというから、ラジオで「面白いよ」と話されていた方の評価は正しかったのだろう。と言うか、本を紹介する時に、その方がどのぐらいその本が好きかで、受け手の反応は変わる。だから本当に本が好きな人が語ると、話し方の美味い下手に関わらず伝わる物がある。それはきっと、その本の事を話すことが嬉しくて、楽しくてしょうがないということが、聴き手に伝わるからだと思う。人に物を上手に伝えるということは、話し手がどれだけ、そのことが好きかに拠るのでしょうね。

本書『月の満ち欠け』、読むことが楽しみです。受賞、おめでとうございます。

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