知人が携わっている、蔵を改造して「住む」と言う計画の建物を見学。以前は収穫した穀物を貯蔵していた蔵で、今はミカンや書籍などが保管されていた。一度移築した経緯があり、状態は良い。梯子で上る2階もあり、結構良い雰囲気がある。ここを改造して暮らすという話だから、聴いているだけで面白い。もっとも残念ながらこの計画に、私は携わっていない。ただの通りすがりです、はい。
でも私の元にも何時同様の相談が舞い込むか分からないので、少しだけ調べてみた。すると多くの「蔵を改造して住む」という事例があることが分かった。いやいや、どれも楽しそう。勿論、改造するに当たってはクリアしなければならない法的な問題もあれば、蔵と言う建物ゆえの改造する難しさやリスクもある。費用だってけして安価で出来るわけでは無い。それでも「楽しそう」であることは間違いない。
地方には、今は使われなくなってしまった蔵が、たくさん存在している。それらを上手に再生し、活用できないかと考えてしまう。税金や土地の有効活用という理由だけで、何十年あるいはそれ以上の歳月を経た建物を解体するのは勿体ないと思ってしまう。いっそのこと「蔵に住む」を略した「蔵住 (くらす)」なんてネーミングで、再生・再活用することを体系化できれば良いのにと、真面目に考えてしまいます。