人が動物や植物に変身してしまう奇病・変身病が蔓延する世界を舞台にした漫画。主人公はクールな探偵と、変身病にかかり、ジャイアントパンダに変身しつつある助手。二人は人探しやボディ・ガードの依頼を受けるのだが、対象者や依頼主が変身病に掛かっている。軽い話かと思って読み始めたのだが、以外とチャンとして驚いた……と書くと、作者さんに失礼ですね、ゴメンナサイ。
変身病の特徴として、身体が別の生き物に変身していくと、徐々に変身する生き物の個性が表れ、同時に少しずつ人としての記憶が薄れていく。自我の喪失と新しく生まれる自我、だがそれはもはや人ではない何か。この辺りに、この漫画の面白さがありそうです。これは1巻目なので、続きが出たらまた読みます。