建築雑誌やTVで紹介される、凄くカッコイイ家に絶対に置いていない物が二つある。一つは黒塗りのデカい仏壇、そしてもう一つは目立つ赤色をした消火器だと思っている。とは言え、どちらもとても重要で、仏壇に関しては「カッコ悪いから置かない」なんて話では済まない場合がある。勿論、故人の御位牌を祀るため。だから市販の仏壇を購入する際には、大きさや豪華さで選ぶのではなく、インテリアとマッチするか? 色や形や置き場所から考える。また新築時に造り付けの御仏壇を造ってしまうことだってある。最近では御位牌だけを祀っておく厨子も人気があるので、その選択肢は広がっているのかもしれない。問題はもう一つの消火器の方かも知れない。
一般的に知られている消火器と言えば、日本酒の一升瓶よりやや大きく、何処に置いてあるのかが一目で分かるように目立つ赤色をしている。この赤い色が、ほとんどの家のインテリアとはそぐわない。結果的にスプレー程度の簡易なサイズの物を用意することになる。それで事が足りれば良いし、もっと言えば、使わないでいられたら越したことが無い代物だ。本当に使うことが来なければ良い品物なのだが、有った方がいざと言う際には安心だし、被害を最小限でとどめておくことが出来る凄く大切な物でもある。だから理想を言えば、いざと言う時にしっかりと役に立つ量であり質であることが大事。同時に普段はそこにあることを忘れてしまうぐらいに、ひっそりと目立たないでいてくれることも必要。まあ今まではそんな都合の良い品が無かったのだが、ついに見つけました! それがこれ、モノトーン色の消火器だ。値段も手頃だし、これならば目立つことも無く置いておける。
我が家にも小さなスプレー式の消火器しか用意が無いので、次に買うときはこれにしよう。