気が付けば、すでに関東も梅雨入りし、今日も冷たい雨が降っています。事務所の前の廊下には今年もツバメが来て、懸命に卵を温めている最中。このツバメの巣は何年も前に作られた物で、それを毎年、たぶん違うツバメが使い回しているのだと思います。傷んだ箇所は、毎年ツバメが補修を施して使っているようです。つまり賃貸物件では無く、毎年譲り受けて使われている持家なのでしょう。
卵を温めているメスの様子を見ようと近付くと、何処からかオスが飛んできて私の前に立ち塞がります。メスと卵を守ろうとするその様子に、思わず「エライな」と感心し、そっと後ずさりして離れます。余計なストレスを与えたくないし、怖がらせたくないので。鳥は夫婦の絆が強い生き物です。勿論、雛=子に対する愛情も深いのでしょう。
我が家のセキセイインコも、私が帰って来ると分かるようで、玄関を開ける前から騒いでいます。飼い主にとってペットは大切な家族ですが、彼らにとってもまた飼い主は大切な家族なのでしょう。人には家の外の世界がありますが、ペットには家人との世界が全てで、大切な番(つがい)だと思われているのかもしれませんね。
