きらいだってしかたないじゃないか、にんげんだもの

打ち合わせをしている時に、何処のメーカー製品を使うのか?と、言う話になることがある。部位によって好きなメーカーや企業はあるが、そこを主張する前に、まずはクライアントの御希望を伺うのだが、本当に稀に「どこのメーカーが嫌いですか?」と、聞かれることがある。そんなメーカーなどある筈が無いじゃないですか~、なんて笑いながら否定するのだが、正直言えば嫌いなメーカーはあります。

理由は過去に採用した際に意外と評判が悪かったり、私が使ってみて使い難かったなんてこと。だから「嫌い」と言うと語弊があり、正確に言えば「あまり積極的にお勧めしないメーカーや企業がある」という話し。

ただし日本で商売をして日本で成長した企業のトップが、日本に税金を納めたくないから本社を外国に移転する——なんて公言されているのを聴くと、正直あまり良い気持ちがしないのはホント。商品の質や価格性能は勿論大切だが、トップがそんな気持ちで観ているのかと思うと、製品の選択に迷った時には、どうしてもそこじゃない方を選んでしまいたくなることもある。とは言え、仕事なのでそこは冷静に判断するから、結果的に採用することは多々あるのだが。

ということで、先日の打ち合わせで私が口ごもったのは、そんな理由でした。ご理解ください(←ここで言い訳する)