一般参賀中止

日曜日の2月23日は、令和初の天皇誕生日一般参賀の予定だったが、武漢肺炎こと新型コロナウィルスの感染拡大を危惧され、中止されると宮内庁は発表した。陛下が即位された時、この誕生日一般参賀に行こうと決めていたのだが、新型コロナウィルスの騒動が心配で、行く事を諦めていたタイミングだった。なんせ私、陛下と誕生日が同じなので、出来れば行きたかったのです。ですが陛下のご判断は、感染拡大に対する御配慮なので、その御心遣いに感謝し、自宅から御祝いしたいと思っています。

ところが陛下が一般参賀を中止と決められたも関わらず、東京マラソンは開催されるそうですが、これはなぜでしょう? 一般ランナーこそ中止らしいですが、エリートランナーはそのまま競技を行う。したがって大会運営に係るスタッフも必要なら、TVクルーや中継スタッフ、その他の観戦者と言った具合に多くの人たちが関係することは明らか。一般ランナーの人数だけは減ったが、それでもまだ圧倒的に関係者の数は多い。それでもこの日に走らなければいけない理由は、五輪の代表選考か何かなのでしょうか。仮にそうだとしても、今、無理に競技を行う事で感染者の拡大を進め、逆に五輪開催にまで影響を与えはしないだろうかと思ってしまう。

また一般ランナーたちの参加費用も返金されないようだが、大会自体は開催されるのだから、そりゃそうでしょうね。たぶん参加申込書の決め事にも、参加費は返金しないと書いてあるだろうし。ただし大会自体が開かれなければ、当然返すのですよね? そんなこんなの事情が関係しているのかもしれませんが、とにかく何が何でも開催します――らしい。

偉い方たちの考えることは分かりませんが、陛下が一般参賀を中止しようと決められたお気持ちと、東京マラソン開催者の方々が「競技は遣るよ」と決めた気持ちが、同じ物だとは思えない。感染の拡大に繋がらないことを祈るばかりです。