4月7日に発令された緊急事態宣言が、全ての都道府県で約一か月半ぶりに解除されるようですね。解除に対して喜ぶ人、怖がる人、それでも自粛を続ける人、たがが外れる人と、人それぞれの反応だと思います。ですがコロナ禍で亡くなられた人が800人を超えると言う事実を忘れずにいたいし、今も多くの人が苦しんでいる事実を忘れずに節度を持った行動を取り、自重したいと思います。
ところで日本の死亡者数が欧米諸国と比べて少ないことを、不思議がる外国の研究者が多いと聞きますが、なぜなのでしょう。日本人はマスクを付ける習慣があるからとか、油断しない民族性に一因があるのでは? とか言われていますが、本当のところは分かりません。ただ一つ前から気になっていたことは、「日本人は靴を脱ぐからじゃないか?」とは思っていました。
コロナ禍に感染しないように人とは一定の距離を取ることや、マスクの着用、手洗いやうがい、各所の消毒と様々な事が言われていますが、その多くは他者の唾液を避けることに繋がっています。呼気の中に含まれているウィルスから距離を取る事に重きを置かれていますが、その場合、地面や床に落ちた唾液に接触するのは靴の裏、あるいは足の裏です。だとすれば玄関で靴を脱ぐことは、室内にウィルスを持ち込まないことに繋がるはず。それに靴の裏を素手で触ることも無いし、仮にあったとしてもその手で粘膜に触れるようなことはせず、先に手を洗うでしょう。
まっ!本当のところは何も分かりませんが、玄関に対する考え方が少し変わったことは確かです。例えば玄関の床は汚れが分かりやすく、水洗いを含めた掃除が容易で、開閉できる窓で風を通すことが出来、簡単に室内に外からの埃やゴミを持ち込ませず、出来れば帰宅したらすぐに手が洗える設備があると良い。良く考えれば、これって今更言うべきことでも無く、ごくごく当たり前のことの様な気もします。コロナ禍を一つの教訓とすれば、これからの家造りには、今までとは少し違った視点が必要になるのかもしれませんね。
コメント
新形コロナ禍、『玄関に、出来れば帰宅したらすぐに手が洗える設備があると良い』
これって、屋外でかつ玄関の扉を開ける前に手が洗える と言うことなのでしょうね、もう一つ、玄関でうがいが出来る設備も、うがいは屋内でしたいですね、
また、花粉対策などで言われていますが、着ているものの中で一番外側の衣類(コート、背広・・)を玄関で脱いで、花粉(ウイルス)を屋内に持ち込まない、玄関には、上着が脱げて滅菌・除菌(ウイルスも)出来る場所を作り、帰宅時の動線に組み入れる。
玄関の外に靴の裏を洗える設備もあると屋内にウイルスを持ち込まないように出来る。
(養鶏/畜産の建物に入る時、消毒液の溜まりを踏むようにしている)
今回のコロナ禍で、医療機関に勤務されている方が帰宅して、玄関でマスクを外して捨てるゴミ箱(足踏みで蓋を開け、マスクを捨て、アルコール噴霧)、さらに、着ているものをすべて玄関横の脱衣場で脱ぎ、洗濯槽に入れる、風呂(シャワー)に入って、下着から室内着まで全て新しい(洗濯された)ものに着替える という生活をされているニュースがありました。
我が家も工務店に設計してもらう前、玄関に上着のコートハンガー(幅120cm)、玄関横に脱衣場・風呂(シャワー)室、洗濯機、下着を入れる棚が置けるように考えたのでしたが、家が出来上がって、住み始めたら考えた動線通りに動いておらず、結果として使い難い構造になってしまっています。
Facebookのmessengerに、木童倒産の件でもメッセージを送っていました。
はじめまして、ですよね? ご意見ご感想いただき、ありがとうございます。
お話に出ました医療機関勤務の方のように、すべてを完璧に行うことは、なかなか難しいですよね。ただそれらの意識付けは大切なことで、手洗いうがいは勿論ですが、着替えを含めた生活習慣を意識することが大切ですね。
宮田さんの御自宅でも、考えられていた動線通りに動けずとありますが、人は誰しも考えている通りに、毎日動くことは出来ない、ということなのかもしれませんね。
それからFacebookからのメッセージは、届いておりませんでした。こちらの手違いなのかもしれませんが、失礼致しました。木童さんの材木等を、ご利用されていたのでしょうか。私もお世話になっていので残念でした。