先週末、新居を検討中のクライアントの、土地探しに同行して来ました。「土地探しは不動産屋さんの仕事でしょ？ 建築士が、そんなこともするの？」と、思われる方もいらっしゃるでしょうが、結論から言えばしますよ。
不動産屋さんは、不動産屋さんの視点で土地を探して御紹介してくれますが、その土地に建物を建てる際の建物のイメージや工事の難易度、周辺環境の把握や隣地との関係などを、建築士が同行することで建築的な視点に立ってアドバイスすることが出来ますからね。
ですから建築のパートナーが決まっている際には、お願いしてみることをお薦めします。またパートナーが決まっていない場合でも、当日の日当を支払うことで、対応してれる建築士さんもいます。何千万円もする土地を購入する際に、より的確で、より堅実なアドバイスを得た上で決断できるならば、建築士さんの数万円程度の日当なんて安い物だと思います。
当日は土地を見て、気になっている中古住宅を見て、また土地を見てと言った具合に、13時から19時頃までの半日間、ビッチリと時間を使って動き回りました。数件の物件を見た上で、クライアントと一緒に検討した上で候補の物件を決めたところまでは良かったのですが……。
売主さんの都合で、その物件を購入することが出来なくなり、一旦リセットとなりました。また気持ちを切り替えて物件を探すことになりましたが、家を建てると言うことは、こう言う工程を繰り返すものなのです。
