小田原「御幸の浜花火大会」11年ぶり復活へ 百年の節目

22(日)に小田原の御幸の浜で、花火大会が行われると発表された。11年もの長い間、中止されていた花火大会だが、今年が100年目(何から数えて?)を迎えることから、この22日に行われるとのこと。

運が悪いとしか言いようがないのですが、「大丈夫ですか、このタイミングにそれやって?」と、思ってしまいます。これだけのイベントですから、かなりの時間と費用を費やして企画していたと思うのですが、コロナ禍と言うウィルスが広まって以来、最大の感染者数が報告された昨日。東京は勿論ですが、神奈川でも最大の感染者数だと発表されています。

もともと花火大会には、厄除けや弔いの祈りの意味が含まれていますから、病気の終息や封じ込めを願う催しとしては間違いではないと思います。が、このイベントは、花火大会の前にビアガーデンやマグロの解体ショーと言ったお祭り的な企画も多く、小田原市早川にある「海の駅TOTOCO」を主会場としたイベント行事となっています。このTOTOCOは運営こそ民間企業ですが、小田原市の全面的なバックアップの上で成立している半民半官色の強い施設です。なので行政も一緒になって、「GOTOも始まったし、この3連休に観光客を呼び込んで、今年一年分を一気に取り戻すぜー!」って、盛り上げているように見えてしまいます。

小田原「御幸の浜花火大会」11年ぶり復活へ 百年の節目

勿論、まさかこの時期に、こんなことになろうとは誰も予想できなかったことでしょうから、それはそれで仕方ないと思います。自粛自粛ばかりでは経済が死ぬし、それに国の政策としてトラベルやイートが実施されているのだから、地域が集客のためにイベント打つのは当然のこと……という発想なのは理解しますが、本当にそれで良いのかな~とも思ってしまいます。百年目の節目が、良い節目となることを祈るばかりです。

花火を見に行く際には、ソーシャルディスタンスを、お忘れなく。