確定申告はe-Taxで

平成30年度の税制改革により令和2年分の所得税確定申告から、青色申告特別控除額に関しては、e-Taxを利用しない場合には控除額が下がりますという案内が届いた。電子申請しない場合には、今までの65万円から10万円下がった55万円の控除額となる。コロナ禍の影響も大きいのかもしれないが、いろいろな物が電子化されると、苦手な方は金額的にリスクを背負うという生々しい現実に直面するわけです。

e-Taxを利用して申請するには、マイナンバーカードとカードを読み込むカードリーダーが必要になる。安価な物なら1000円以下のカードリーダーも売られているので、金額的には大きな負担ではないが、そういうことを強制されることを、負担と感じる方も少なくないだろう。

出来れば電子申請を行うことで、「控除額を増やしますよ―」と、いう対応なら良かったのに。例えば「e-Tax申請者にはあと5万円控除しますよ-」と、ガイドすれば、その分でカードリーダも購入するし、手間だって惜しまない。そうでなくても今年はコロナ禍の影響で、収入が大きく減った方が多いと思うから。

まっ、税務署の人だって、例年通りの大勢の申告者が押し掛けて来くるのは怖いでしょうから、仕方が無いと言えば仕方ない。勿論、申告する側だって、提出するまで密の状態で並ぶのも嫌でしょうしね。