建設現場も感染予防をしっかりと

政府はコロナ禍感染拡大を考慮して、首都四都府県に加えて大阪や京都などの七府県に緊急事態宣言を出すと決めたようですね。感染が広がっている状況ですから、ある程度の規制や注意喚起は仕方ないと思います。「経済の低迷」を危惧する人もいますが、感染を一定レベルまで抑え込まないと、その先に来る経済破綻の方が圧倒的に大きな影響を与えると思います。

飲食店への営業時間短縮要請から、飲食店ばかりに目が行きますが、飲食店に食品を卸している生産者や物流を担う業者さん。食材を入れる容器の製造メーカーだって大きな影響があります。小田原の傍には箱根や湯河原・熱海と言った観光地があり、観光地へのダメージは周辺都市への経済にも大きな影響を与えます。ここは今一度、気を引き締め直さなければならない時期だと捉えて自重したいと思います。

建設業界に関しては、国交省が工事現場や設計業務あるいは入札等の行為に関しての注意喚起や行動規律の指針を示しています。まあ、大規模な現場を想定しての内容ですから、住宅の工事現場にそのまま当て嵌めるのは無理がありますが、読んでいて参考になる点は多々あります。その辺りは現場サイドにも確認しながら、最大限の配慮をお願いします。

国土交通省 新型コロナウイルス感染症対策

「建設業における新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン(令和2年12月24日改訂版)」などには、住宅規模の工事現場でも十分に対応出来る内容が示されているので、参考にしたいと思います。