ミステリの舞台となる館の設計作業が完了

ミステリ小説の舞台となる不可思議な『館』の設計図面の作成と、建物を視覚的に理解する立体図の作成をお手伝いさせていただきました。お手伝いさせていただいたのは、作家であり医師でもある知念実希人氏の新刊『硝子の塔の殺人』と、いう本格ミステリ小説の舞台となる館です。

昨年末にオファーをいただき、バタバタした年の瀬に急遽の御打合わせ。年が明け、原稿から湯気が出ているような初稿を拝読し、建物のイメージ画を作成。そのイメージ図を持ってお打合せ。その後、何度かの修正を重ねて、完成したのはほんの少し前でした。

建物の大きさを具体的に表すことは避けますが、とにかく大きな館で、しかも立体化することが難しい形状だったため、かなり手こずりました。ですが編集者さん、作家さんのご協力をいただき、なんとかイメージに合う建物が出来たことに、ホッとしております。またご協力いただけたことに、感謝しております。

出版社さんのHPや作家さんのtwitterからも出版に関しての告知が出ましたので、私も微力ながら宣伝になればと思い、ご報告させていただきます。ご興味のある方は、出版社さんの公式サイトをご確認ください。宜しくお願い致します。

実業之日本社 知念実希人さん初挑戦となる本格ミステリ長編、『硝子の塔の殺人』を2021年7月30日(金)に刊行いたします。

コメント

  1. ベティ より:

    館物のミステリーでは平面図はあっても部屋割りとか外観などを自分の頭の中で立体に組み立てて読んで行きますが、結構混乱します。3Dのようにいろんな角度から見た立体模型の写真が本の中にあると、とても助かります。内容も楽しみですが立体どんなのかなぁ…期待しています。

  2. ご興味をお持ちいただき、ありがとうございます。私はミステリ小説に図版が掲載されていると、それだけで期待値が上がってしまいます。きっとミステリ内に掲載されている図版のマニアって、一定数居ると思っています。ベティさんの期待に応えられる一級品のミステリであり、それを説明するための図版に仕上がっていると思いますので、どうぞご期待ください。