なぜ今、木材が高騰するのか?

知らない人は知らないだろうが、知っている人の間ではそこそこ騒ぎになっている話が「住宅資材としての木材の高騰」だ。理由はいくつかの要因が重なっているそうだが、一つはアメリカの住宅ラッシュによるアメリカからの輸入木材の高騰あるいは輸入量の減少。二つ目は中国の木材重要の増加。そしてそれに習うように国内木材の価格の上昇があるらしい。

そもそも日本の木造住宅は、在来工法と呼ばれる柱と梁で骨組みを造る工法が一般的。その際、梁として利用されるのは、強度の高い米松材が多いのです。国産材や集成材を使うこともあるが、価格や強度、納期などを考慮すると、今までは米松が使い易かったのです。が! それが入ってこない。あるいは入ってきても高い。

木材の価格の高騰や品薄状態が長引けば、建設コストの上昇は勿論ですが、着工や完成時期が大きくずれ込む可能性だって出てきます。これから家をお考えの方は、気にされておいた方が良いかもしれません。