読むことと書くこと

昨夜、急遽一本のコラムを書かせていただいた。自分のブログには書かなくても、書かなければいけない建築の話はある。だからそちらに書くことを優先する。そしてブログは、愚にも付かないことしか書かないことになる。このパタンはまずいと思いつつも……。

最近、本が読めていない。一番の理由は晩酌してしまうからなのだが、二番目の理由は何かを書いたり、他の資料を読んだりしているからだ。

少し前にはミステリ作家さんの新作に登場する建物の解析と、その設計図の作成をご依頼いただき、500頁を超える原稿を繰り返し読んでいた。こういう作業をしているときは、他の本は一切読めない。読んでも中身が入って来ないから。その作業もとうに終えてはいるのだが、今は毎月コラムを書かせていただいているので、その資料を読んでいるときは、あまり積極的に本を読もうとしていない。本には触れたいので軽い漫画程度は読むのだが、本を読もうとすると少しの気合が必要になる。歳だな……。

ちなみに軽い漫画と言いながら、ベッドの中で読んでいるのは『チェンソーマン』とか『呪術廻戦』といった悪魔や妖の話ばかりなのは如何な物か。他にも『夏目友人帳』も、妖だな。

毎月コラムを書かせていただいている、建築のオンライン・コミュニティサイト『HOUZZ』は、世界15か国で展開している家造りのためのプラットフォームで、あらゆる情報を提供しています。で、その中でコントリビューターとして契約して、文章を書かせていただいているということです。この書いている文書を私は「コラム」と呼んでいますが、正しく言えばコラムではないのかもしれないな~と、ズッと前から思っていますが、誰にも聞けないので、そのままコラムと呼び続けています。いつか担当さんに聞いてみよう。

ちなみに書くことと読むことを比べてみると、書くことは読むことの何倍も体力を使います。だから私は作家さんを尊敬している。と、私如きが言うのもおこがましいのだが。今夜は読みかけの本を読みます。