3年ほど前に中止になった住宅のリフォーム計画が、再浮上した。週末にお会いして御相談の内容をあらためて窺う予定だが、電話を切った後に悩んでしまったのが、工事に協力してくれる依頼先のこと。
現在、お付き合いさせていただいている建設会社や工務店、それにリフォーム工事を引き受けてくれる会社のいずれもが、もう手一杯でオーバーワークらしいことを知っているから。頭の中で、あそこは手一杯だし、あっちの会社には別の仕事を依頼する予定だし、あそこの会社には少し前に別件の依頼を断られたばかりだし―――と、言った具合で、もうどこの会社も仕事がパンパンのご様子なのです。
これが新築の建物なら初めてお付き合いする建設会社でも、それほど心配はしないが、リフォーム工事の場合にはそうはいかない。大抵の方は逆だと思っているのかもしれないが、実はリフォーム工事の方が新築工事よりも何倍も気も使うし、不測の事態にも臨機応変に対応できる知識と経験が必要だと思っている。勿論、工事期間も費用もドンドン使って良いし、時間が伸びても何も気にしないという場合は別だが、そんな現場は無い。つまり気が利いて迅速に対応が出来て、施主にもそつなく対応できる会社でないといけない。そういう会社って、初めてのお付き合いでは分からないのです。
悩んでいても仕方ないので、まずはご相談内容を窺ってからの話になるが、それにしても私の周りの建設会社さんは、なんで皆さんお忙しいのだろう。羨ましい限りです……。