建築・インテリアデザイン・装飾・ランドスケープデザイン・家の修繕に関するオンライン・コミュニティ・サイト『houzz』に、今月もコラムを掲載していただきました。今月のテーマは「土地探しの話」です。
家を建てようと思い立った時、まず初めにすることは「どこに建てるか?」を考えることです。つまり家を考える前には、土地のことを考えなければなりません。ですが土地を探すことは、家を建てることよりも難しいと思います。家は建築家やハウスメーカー等の設計士が助言してくれますが、土地に関しては自分一人で探すことが多いからです。不動産屋さんの助言を貰う時は、既に自分の判断で「この土地を買いたい」と、決断していることが多いからです。その重く重要な判断が本当に正しいのか、あるいは判断する際に何を基準に決めれば良いのかを、一人で判断することはとても重く、怖いことですよね。
そこで最近では土地探しの段階から、建築家に依頼する方も増えているようですが、その際の依頼の仕方や報酬の必要性までご説明させていただきました。これから土地を探そうという方には、きっと参考になると思いますので、是非ご一読ください。コラムは下記リンク先から、お読みいただけます。
ちなみにコラム中では掘り下げて書きませんでしたが、都市部から農村部に引っ越し、趣味の陶芸や土いじりをして過ごしたいと考えている方も増えているようです。その時に忘れられがちなことは、地域の人たちとの繋がり方、つまりコミュニケ―ションの大切さです。人口の少ない地方都市では、地域のコミュニティが確立されていることが多く、そこに外部から人が入ってくることを歓迎しつつ、どこか遠巻きに眺めているような感じにもなることが多いと聞きます。
一定の距離感を保って暮らすことが良いのか、それとも地域に溶け込もうと努めて暮らすのかの考え方は人それぞれ。ですが家の周りに何でもある都会と、同じように考えていると困るときがあるのではないかと思ってしまいます。そんなことも頭の片隅に置きながら、田舎暮らしを楽しめると良いと考えています。土地を探すってことは、その場所で人生を過ごすということ。凄く大切なことなんだと思います。