24日の日曜日、三重県鳥羽市で火事があり、木造二階建ての「江戸川乱歩館~鳥羽みなとまち文学館」が、焼け落ちたそうです。乱歩の未整理の貴重な資料が焼失したそうで、本当に残念です。乱歩館は被害が大きく、復旧の目途が立っていないそうです。本当に重ね重ね残念です。
以前、東京の池袋の立教大学キャンパス内に建つ「幻影城」に、行ったことがあります。土蔵を改造した資料館には蔵書が所狭しと並べられており、建物内の静寂と少しだけ古い時代の香りがして、妙に居心地が良かったことを覚えています。大学内に建っているせいか若い見学者も多く、若い方にも興味を持たれていることが少し嬉しかったことを覚えています。
こういう間取り図もあり、興味を惹かれました。
乱歩が読んだ蔵書の数々。この中から数々の名作が生まれるヒントを、得たのかもしれません。
粘土細工の幻影城の模型。こういう物が展示されていることも、また魅力の一つです。
焼失してしまった資料には、どんな物があったのでしょうね。それももう、知る由もありません。
コメント
鳥羽の乱歩館が焼け落ちてしまったのですか…知りませんでした。
乱歩は名古屋で少年時代を過ごしたので、有志が2020年10月栄の旧居跡に、記念碑(シルクハットを被った怪人二十面相のイメージ)を建てました。その記念イベントとして名古屋市政資料館で「江戸川乱歩と名古屋」という企画展が開かれ、鳥羽みなとまち文学館からまだ見たことがない貴重な資料が多く展示されて、目を輝かせて思わず見入ったのですが…残念です。
ベティさんが魅せられた貴重な資料の数々が、焼失してしまったようです。二度と手に入らない貴重な資料が無くなってしまったことは、本当に残念ですね。