『捜査線上の夕映え』有栖川有栖著

文藝春秋出版社様から、有栖川有栖氏の新刊『捜査線上の夕映え』が、送られてきました。著者である有栖川さんの代行発送と書かれています。有栖川さんには本当に長い間、こうして新刊が上梓されるたびに気に掛けていただき感謝しております。また発送を代行していただきました出版社様にも、重ねて御礼申し上げます、ありがとうございました。ちなみに本作品は、火村シリーズ誕生30年待望の長編。もうこの時点で面白いことは確定です。新年早々、嬉しいお年玉をいただきました。拝読させていただきます。

それにしても『捜査線上の夕映え』とは、なんともロマンチックな書名で、ますます物語が気になります。

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コメント

  1. ベティ より:

    『捜査線上の夕映え』音楽も映像も浮かんでくるような思わず買いたくなる題名です。アリスさんの小説は事件が出てこない短編でも好きなものが多いです。一番好きなのは、たしか火村が海辺の散髪屋に行く話で漱石の「夢十話」を彷彿とさせ、その世界観が好きでした。
    小説の紹介も楽しみにしています。遅ればせながら今年もよろしくお願いいたします。

  2. おめでとうございます、今年も宜しくお願いいたします。
    有栖川さんの作品は、どこか文学的で良い意味でロマンチックなところが好きです。また文章が読みやすく、読後の清涼感みたいなものを感じます。本作はコロナ禍の混乱期に書かれた作品でもあり、いろいろな意味で興味深いです。楽しみましょう!

  3. ベティ より:

    本、一気に読了しました。題名、装丁にふさわしいゆったりとした夢のような美しさ。
    事件は起こるのですが自分の少女期の心のゆらぎのようなものも思い起こされ、帯通りのエモーショナルなミステリーでした。しみじみとした読後感に浸っています。移動できないコロナの時代ですが、瀬戸内の旅情も楽しめました。

  4. 素晴らしい! あっという間に読まれてしまったのですね。きっと有栖川さんも、「コロナ禍に書き上げた作品だったな」と、思い出されることになるのでしょうね。その意味では私たち読者と、同じ時間を共有している作品なのですね。