現場にて打ち合わせ。傾斜地に家を建てる時、頭を悩ませる問題の一つに排水計画があります。道路が敷地よりも一段高い位置にあるなら尚更です。さらに敷地が都会ではなく、どちらかと言えば山の中のような土地ならば、さらに心配度は上がります。そんな排水の話で建築主や隣地の居住者様、現場監督や水道屋さん、そして土地の仲介をして下さった不動産屋さんまで来ていただき、ご相談させていただきました。隣地居住者様のお心遣いで、なんとか無事に解決出来ました。有難い限りです。家は一人で建てる物では無く、お隣近所や自治会、道路を利用する大勢の方の協力で建てることが出来ます。そのことを、忘れないようにしないといけませんね。
現場は地盤補強工事も終え、捨てコンが打設された状況でした。この捨てコンを打設するだけでも、大勢の皆さんのご配慮で工事を行うことが出来たようです。
そして鉄筋を組んでいる何か。まだまだ大変な作業は続きます。
コメント
私もおうちというのは設計段階から始まり、色々な方々のご協力があってこそ、その後の地域での生活も円滑に始めることができると思っています。
建築家との相性もあり、それは巡り合わせに近いものを感じます。友人の話ですが、もうとうに契約して建て始めたかなと思っていたのですが、どうもくすぶっている様子で☎︎あり。始めの違和感が尾を引いて(そのうちすり合わせができるのだろう)と期待していたのですが、建築家が「僕を信じてください」と言っても不信感がつのるばかりで、建築家と自分が目を合わして話せていない状況とのこと。(そんな状況でその方と一緒に家を建てれるのだろうか? ごめんなさい、一旦考え直しますので・・・)と言ってはいけないのだろうかと・・・おそらくこのまま押し切られて(我慢して?)GOしても、良くない結果になるのではと・・・建築家の立場として忌憚のないご意見がいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
ご心配ですね。でも人と人の関係性の話ですから、そういう合わない感覚って、あると思います。少し極端に書きますが、ご友人の方がHMで家を建てようとされている場合なら、HMの設計者との相性や感覚、造る建物への考え方や共感は必要ないと思います。なぜならそのHMを選ばれた理由は、そこには無いからです。ですがもし建築家を選択し、設計思想や過去の設計事例、ひょっとすると人柄などにも魅力を覚えて設計を依頼したのならば、違和感を覚えて、それを拭い切れなくなった時点で、依頼を中止することもあると思います。
誤解を恐れずに書けば、恋愛関係に似ているのかもしれません。熱に浮かされて「あばたもえくぼ」に見えていた時期があったとしても、ふとしたきっかけで嫌になる、嫌いになってしまう。そうなれば、もう「あばたはあばた」でしかなくなりますからね。一度は信頼して依頼した建築家ですし、信頼されて依頼を引き受けて貰った依頼者なのですから、終焉は努めて冷静に解消されると良いですね。一生に一度の家ならば、後悔がありませんように。
ありがとうございます。とても丁寧なお返事をいただいて痛み入ります。私もそう思っていました。
確かに彼女は、はじめはその建築家の建てるものに共感を覚えて決定したのだと思いますが、ふとしたときに感じた違和感がいつの間にか、大きな溝となり深い川に変わり、心と心が通い合わなくなってしまったのでしょう・・・建築家と施主さんは男女の恋愛に似ているところがありますね。そうなったらもう修復は不可能でしょうね。
セカンドオピニオンとして彼女に伝えたいと思います。決定するのは彼女自身ですが、良い方向に向かうことを祈ろうと思います。
いつも良きアドバイスをありがとうございます。
ご友人の方が望まれる形で、円満に解決されると良いですね。