開成町の家は無事にリフォーム工事を終えました。梅雨空の中、うまくタイミングを見計らいながら工事に携わっていただいた皆さんには、感謝いたします。また工事中、なにかと便宜を図っていただいたご依頼者様にも、御礼申し上げます。ちなみに私は何もしていません 笑。
築15年が経ち、少し汚れてしまった外壁も洗浄の上に塗り直しを施し、傷んでいた木部も張り替えや撤去をしていただきました。外観の印象が大きく変わってしまい、それはそれで以前の外観を気に入っていただいていたご依頼者様は残念がっていただきましたが、新たなご要望を考慮した結果のイメチェンなので、これはこれでまた愛着を持って馴染んでいただけることを願っております。家が完成してから長い月日を重ねても、変わらずに家に愛情を持ち続けていただき、あるいは住むに連れて愛着を深めていただけることは、何よりもありがたいことだと感謝しております。
なかには家が完成した直後から、「あそこが嫌だ、ここが失敗だった」と、苦労の末に建てられた家の悪口や不満を並べる方が居ると聞きますが、それはその家造りに係った全ての方に対して不幸なことだと思います。例えて言えば、産まれてきた我が子に対して、「目が細い」だの「鼻が低い」と、悪口ばかりを並べ立てる親のようです。でも、そんな親ってあまりいないと思うのですよ。「子供と家とは違う」と言われるかもしれませんが、造り手側にとっては、私個人的には、大きな違いは無いのです。
今回のご依頼者様と久しぶりにお目に掛かり、家に対するお話を聞かせていただき、大切にされているんだと言うことを実感し、私が感謝したという話です。工事に携わって下さった皆さん、ありがとうございました。