新築住宅計画の地盤調査。先端がドリル状になった鉄の棒を、機械でグリグリと地面の中にねじ込みます。その際の力加減や入り易さから、地面の中の強度や種別を把握し、強度を調べる調査です。なんでドリルの先端を見ているかと言えば、ドリルの先端が削れて丸く潰れているような状態だと、地面の中に入り難くなります。それは地面が固いと判断されることになり、正しい結果とは違ってしまう可能性があるので、念のために確認します。またドリル中央部に鉄の輪っかが見えるのは、ドリル径を確認するため。
で、こんな機械を使って、鉄の棒を地面の中にねじ込んでは継ぎ足し、ねじ込んでは継ぎ足していきます。この時は約5mまでねじ込んで、支持層を確認したので終了。次の調査ポイントに移動します。住宅の場合なら調査は建物の四隅と中央部の計5か所を調査して、地面の強さを調べます。調査時間は3時間前後ですが、途中、大きな石などにぶつかり、それ以上掘れなくなるなどのトラブルが生じた場合には、調査ポイントを変えて再調査します。今日は朝から暑かったので、調査する方も大変です。
私は一本だけ調査を確認し、あとはお任せして帰りました。調査結果の速報は、早ければ2営業日ぐらいで出ますし、考察を含めた正式な報告書は約7日から14日程度かと思います。