今日12月22日は冬至です。一年で一番、陽が短い日で、これから寒さが厳しくなります。設計屋さんにとっては、一年で一番陽が短い日と言う認識と同時に、影が一番長く伸びる日として、何かと面倒で厄介な日として覚えられてもいます。
冬至は太陽高度が一番低いため、家の計画時に南側隣家の影の様子などを考慮して考えますが、その際の影の長さは今日・冬至の太陽高度を基準にしているからです。一年で一番陽が入り難い日に、まぁまぁ良い感じで陽が入れば、後は問題ないと判断できるからですね。ところがそれがなかなか難しいので、冬至が恨めしかったり悩ましかったりすると言うわけ。
ちなみに冬至は湯治(とうじ)の語呂合わせから、ゆず湯(融通を利かすの語呂合わせ)に入ると疫(やく)が落ちると言われ、同時に運気を招くと言われています。ゆず湯に入り今年一年の災いを洗い落とし、来年の良い運気を招くことが出来るように、皆さんもゆず湯に入り、温まってみては如何でしょう。で、湯上りに冷えたビールなんぞを一杯。
ちなみに私、湯船でふやけたゆずを、グニュグニュと握って汁と香りを絞り出すのが好きです。ただ、湯船が汚れると叱られるので、良い子のみんなは真似をしないように。