『シン・仮面ライダー』

『シン・仮面ライダー』を観てきました。いやーーー、面白かったです。テレビドラマの仮面ライダーが放送されたのは、今から52年前の1971年の春。当時ガキんちょだった私も、喜んで観ていました。

なかでも印象深く記憶に残っているのは、悪の組織ショッカーと静岡県伊東市にある伊豆シャボテン公園で戦っていたシーンです。子供心に「熱海市の隣にある伊東市で、ショッカーと戦ってるよ」と、妙な親近感を覚えたものです。いま、伊豆のシャボテン公園と言えば、温泉に入るカピバラで有名ですが、今から52年前は仮面ライダーで有名だった施設なのです。

伊豆動物シャボテン公園 HP

そんな懐かしさもあり観に行ったのですが、予想外に(いや失礼)面白かったです。ですが女性や子供にはウケないと思います。完全に当時子供だった、今オジサンに「こんなの好きなんでしょ」と、作られた作品だと思います。

仮面ライダー1号の本郷猛は陰キャのボッチ・キャラだし、緑川ルリ子も他者を信じない孤独でボッチの排他主義者。ストーリーは暗めだし、戦闘シーンも暗くてよく分からなかったり、スマホで撮ってる?と、思うようなブレた撮影も見ていて疲れました。それでも面白かったのは、圧倒的に2号ライダーとなる一文字隼人のポジティヴさと、魅力的な敵キャラのお陰です。

なかでもハチ・オーグを演じた西野七瀬さん、「こんな演技できるんだー」と、シビレマシタ。西野さんファンは、その戦闘シーンだけでも観に行く価値はあります。

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入場特典もいただきました。まずは2枚のサイン色紙。色紙に書いてある文字は誰の字なのでしょう?

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それから袋に入ったカードも2枚いただきました。1号ライダーと緑川るり子の2枚ですが、これ完全に当たりの2枚です。できればハチ・オーグでも良かったですが。これ当時売られていた、ライダー・スナックというお菓子に入っていたおまけのライダー・カードですよね。当時、みんなこのカードを集めていました。

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また映画パンフレットがビニール袋に閉じられていて、表面に「ネタバレ注意」と書かれていたので、結局まだ読めていません。ま、のんびり読むことにします。そうそう、エンディングに流れた子門真人さんの仮面ライダーの主題歌『レッツゴー‼ライダーキック』の歌声に、泣いたオジサンは大勢いると思います。