いつもお世話になっている東京創元社出版様から、J・D・カーの『悪魔のひじの家』を、お送りいただきました。いつも本当に気に掛けていただき、ありがとうございます。カー大好きです。
今回初めての文庫化された作品で、フェル博士のシリーズになります。カーは出来る限り読んでいますが、幸か不幸か本作は未読なのでとても嬉しい。少し前に『ユダの窓』をパラパラと斜め読みしたことがあったので、これも何かのご縁なのかと、驚くやら喜ぶやら。
拝読させていただきます。
ところで、書名の『悪魔のひじの家』とは、どんな家なのか? ふと気になったので原題を調べてみると『The House at Satan’s Elbow』とありました。直訳すれば、サタンのエルボ、つまり肘の家となりますね……、そのまんまです。
本作は密室物なので、肘=曲がる、直角、角みたいなことが、なにかトリックを構成する大事な肝になっているのでしょうか? などと想像しながら読むことにします。