工事中の台風による被害の責任

建築工事中の建物を台風が襲うことがあります。今がまさにそれ。完成して住み始めた家には家主が保険を掛けますが、工事中の建物は工事を請け負っている建設会社の物であり、管理下にあります。そのため工事中の建物には建設会社が各種の保険を掛け、万一の事態に備えることになるのですが、保険の対象外になる物もあります。例えば河川の氾濫による水没、あるいは浸水被害。あるいは予測を超えた落雷や交通事故などが、それです。

と、一口に言っても個々の会社が掛けている保険の中身も千差万別ですし、工事建物の内容によっても変わってくるので、その辺りの事前の確認も大切です。

昨日、台風の被害を映すニュースの中で、工事中の住宅が近くの河川の氾濫により、1階の真ん中辺りまで浸水している光景を見ました。川の直ぐ隣に建てらている家で、川の氾濫の影響をまともに受けてしまったのでしょう。建物のダメージが大きくないと良いのですが。

以前、建築ミュニティ・サイト HOUZZ に書いた、下記のコラムも参考にご一読ください。

建築中の雨はどこまで気にしたらいい?建主が知っておきたい雨と工事の関係