阪神淡路の震災から今日で30年が経ちました。30年か……早かったのでしょうか、それとも長かったのでしょうか。実際の被害に会われた方にとっては、長く苦しい時間だったのだと思います。
私が子供の頃、学校の歴史の教科書には関東大震災や第二次世界大戦の歴史が記されていましたが、それらは、ほんの30年あるいは35年程前の話であって、今の子供たちが手にする教科書に「阪神淡路の震災」の記録が載っていることと変わりないことに、あらためて驚かされます。
あの頃から何が変わり、何の対策が施され、何が進化したのか分かりにくいのですが、それは少しずつ変化しているからであって、きっとあの震災から多くを学び、今の暮らしに活かされているのだと信じたいです。それが犠牲になられた方や苦しまれた方にとって、せめてもの救いなのかもしれないと思うから。