難事件は不思議建築とともに FILE:2

建築知識2月号が発売されます。20日発売だと思いますが、私の手元には一足早く届きました。今月も読み物として『難事件は不思議建築とともに FILE:2』を掲載していただいております。建築の知識の中に、少しだけミステリーの情報を織り交ぜながら、両方の雑学と蘊蓄が少しだけ増えていくような読み物を目指して書いています。今回のFILE:2は「密室の閉じ方」をテーマにしていますので、ご興味のある方は是非ご一読を。

イラストレーターのPeccoさんの描くイラストが、ともすれば硬くて読み難い建築話に柔らかい印象を与えてくれているのと同時に、文章だけでは理解しにくい内容を、的確に分かりやすくイラストで描いてくださっているので、とても分かりやすくなっています。

ちなみに最近の『建築知識』って、後半の読み物が充実しているように思います。(いや、私の読み物はさておき) 例えばミステリ作家の織守きょうや氏が執筆されていたり、少し前までは篠田真由美氏の読み物も連載されていました。

昔、山本夏彦氏が編集長を務められていた月刊誌『室内』が大好きで購読していたのですが、なんだかそんな雰囲気を感じさせます。

建築の専門誌なので、その業界関係者か学生さんでもない、限り手にする機会の無い雑誌なのかもしれませんが、何処かで一度パラパラしてみて下さい。ひょっとすると琴線を揺らすかもしれませんので、物は試しに是非一度。