玄関を考える

久野の家は内装工事中。家具工事も残っていますが、いよいよ大詰めであることは間違いありません。大工工事が終わってしまったので、大工さんには挨拶出来ずじまいで残念でした。次の現場を知っているので遊びに行こうかと思っていますが邪魔か……。

クライアント様とも打ち合わせ。外構工事の話やお引き渡しの時期などに関して。現場は現場で大変な時期ですが、クライアントはクライアントで引っ越しやらなんやらで、これから慌ただしい時期を迎えます。もう少しですので、引き続き宜しくお願いいたします。

ところでこの家に限らず、家にとって玄関の位置はとても大切だと思っています。家を考えている方とお話すると建物全体のデザインとか、リビングの位置とかキッチンのメーカーとかの話をされることが一般的で、玄関の話をされる方は、ほとんどいません。稀に玄関の話をされる方でも、興味の中心は玄関収納の広さや収納量の多さです。

個人的には玄関扉が、道路に向かって開く形が、ありま好きではありません。出来れば建物の横に狭い路地を設けて、その路地を歩いていくと路地に対して直角の位置に玄関扉を設けたいと思っています。理由はいくつかありますが、一言で言えば玄関を隠したいから。それに家に入るための動線を長くしたいから。勿論、いくつかの条件が揃わなければ、そんな設えは無理ですが、それならばせめて玄関扉を開けた際の「溜まり」は確保したいです。玄関に関しては、まだまだ書きたいのですが、長くなるのでまた別の機会にします。