久野の家はクロスの施工中。この画像を見て、右の壁と左の壁の色の違いが分かりますか。左側の方がやや濃く見えて、右側の方がやや薄く見えます。また正面の壁と天井はクロスが未施工で、下地の石膏ボードが見えているように見えますが……。
実は天井は既にクロスを施工済みです。しかも白ではなく薄いグレー色です。また壁の左右は同じクロスを貼っていますが、陽の当たり方が違うだけで、その見え方は全く違ってきます。この対比は面白いですね。
壁と天井を同じクロス仕上げとした場合、廻り縁を入れないと、どうしても突き付けた際に出来る、ほんの少しの隙間が気になる時があります。ふだん白いクロスを多用しているので、その際には白い内装用コーキングを利用することで対処できますが、この家のように比較的に恋色のクロスを利用すると、補修用のコーキングの色が大切になります。壁と天井が同系色でない場合などは、とくに気を付けたい点かもしれませんね。