週明けには基準法の完了検査を受けるので、その前の打ち合わせ。検査前の打ち合わせが具体的にどんな内容かといえば、まずは検査のチェック項目に関しての最終確認。例えば火災報知器・熱感知器の取付位置がそれ。工事中に照明器具の位置やデザインが変更されることがあるが、火報の取付位置は照明器具の位置に影響されることがあるので、その調整や修正が必要になります。例えばダウンライトの並びと位置を揃えるとか、揃えると見た目が悪くなる場合には天井設置を止めて、壁設置に変更とすると言った点。エアコンに近過ぎてもダメ出し、扉や家具などと干渉する場所もダメ。手前に物を置くような場所に設置することも避けます。
火報の見栄えが悪いから、人目に付かないように奥の方に隠してしまおうと考える人も居るけど、それじゃあ火報を設置する意味が無い。火報は火災が起きた際にも家族の命を守るための物。だから見栄えだけを考えて、その役割を否定するのは避けるべき。今は白い火報だけでなく、黒色の製品もあるので(少し値段は高いが)、どうしても見栄えにこだわるならば、そんな製品を設置すれば良いだけの話。
家は家族を守るための道具なのだから、見栄えを優先するか家族の命を大切と考えるのかは愚問なのです。その前提を理解した上で、最適な設置位置を考えましょう―と言う話。
空が青い。