週末彼是

久野の家は、お引越しも無事に完了したと御連絡をいただいたので、早々に御挨拶に伺った。つい数日前までは「現場」だった場所が、もうすでに「住まい」になっていた。この辺りのニュアンスが、なんとなく察して貰える方には、ありがとう。

本日は朝から打ち合わせ。二つの問題に対して同時に頭を悩ませている御相談者さんのお話は、簡単に「こっち」とか「そっち」と、割り切れるような物ではなく、一つずつ対応策を打ち出し、それが実現可能か否かを検討していくしかないという感じ。まぁ世の中の悩み事って、大抵の場合にはそういう対応なんだと思いますが、それでも時間的・費用的なことも含めて、何処かで腹を決め実現に向けて動き出すのでしょうね。決断を下す立場のトップって、たいていの場合には孤独で、苦しい立場だと思いますが、こと事業に関する決断の場合には、信頼できる仲間(今回の場合には専門家)の存在が、何よりも重要だと思います。

これ普通の人が家を建てる場合でも同じで、誰と家を建てるかを決断するのは、最後の最後は自分になるのと同じだと思います。広告で見たHMやビルダーと建てるのか、建築家か大工さんか、それともセルフビルドで建てるのか……なんて話だって、家族で話し合うことは勿論大切なプロセスですが、最後の最後の決断は自分だったりするわけです。最大限、尽力しますので。