『歌舞伎町セブン』 誉田哲也 著/読了
新宿歌舞伎町に再開発計画が持ち上がる。そんな折、歌舞伎町の重鎮である町会長が神社の境内で死体となって発見された。警察は病死と判断するが、その後も失踪者が続き、町に不穏な気配が広がっていく。それと共に漂い始める「歌舞伎町セブン」と「あくびのリュウ」という二つの意味不明な言葉。『ジウ』の歌舞伎町封鎖から6年が経ち、再び町にダークヒーローたちが立ち上がる。
『ジウ』を読まれた方は、あのイメージを期待して読まれるかもしれませんが、それとは違った面白さだと思います。『ストロベリー・ナイト』を、映像で観たからかもしれませんが、なんとなく映像向きのような気がします。
主人公がダーク・ヒーローですから、御都合主義的な点はありますが、そういうことを気にしない方なら、かなり楽しめることでしょう。続編もありそうで期待しています。