小田原市内に建つ、築45年程の鉄骨造2階建ての店舗併用住宅。
先週末に降った激しい雨で、雨漏りしたと、ご連絡を頂いた。
この建物は8年ほど前に、1階の店舗の改装工事を設計させていただいたのだが、屋根に関してはその時も含めて、45年間1度もメンテナンスはされていない。
カラーベストで葺いた寄棟屋根は、各所の押さえ金物の板金が浮いているように見える。
詳しいことは調べてみないと言えないが、一般的に言って鉄骨建物の屋根下地は、けっこう厄介なケースが多い。まして樋が屋根の内側に隠すようにデザインされた、造作の内樋の場合なら尚更だ。
店の営業を休むことなく、住み続けたままで、屋根を一度全部剥がして造り直すことになれば、それは容易な作業ではない。さてどうなることか、難題だ……。