半年ほど前に撮影した「使い捨てカメラ」。現像に出し忘れていたことに気付き、コンビニに現像に出した。プリントされた写真を、「ふむふむ」と眺めながら、「あれはああだった」とか「これはこうだった」と思い出していた。
ところが、最後の一枚に見慣れぬ家族を写した写真があった。
電車の中で、おじいちゃんと思われる男性を真ん中に、左には娘らしき27~8歳の女性、右には孫と思われる2~3歳の男の子が、こちらに向かって満面の笑みを浮かべている。
素敵な表情をした良い写真だ。ただ・・・・・・あんたたち 誰?
間違えて写したのかと思い、ネガを調べてみるが、ネガにはそんな写真は無い。
しかもネガには写っているこちらの写真が、一枚無いことに気付いた。たぶん、この一枚だけが、他所の写真と入れ替わったのだろう。原因が分かって安心したが、一瞬「バッチリ写っている心霊写真」かと、ちょっとドキドキした。
良い写真なので返したいが、あちらもネガを持っていることだし、そこまではしないけどね。
ちなみに、あちらに行ってしまった私の写真に写っていたものは・・・・・・メイクした歌舞伎役者の顔のアップ。きっと私より驚いているに違いない(笑)