おばけ桃が行く
ロアルド・ダール
■ロアルド・ダール 『おばけ桃が行く』 読了<今年12冊目>
両親を事故で亡くしたジェイムズ君は、意地悪な二人の叔母にいじめられる毎日を過ごしていた。ある日、ひょんなことから庭の桃の木が、家よりも大きな実を付ける。しかも桃の中には、見たことも無いほど大きな虫が数匹。かくしてジェイムズ君と虫たちの不思議な、冒険旅行が始まると言う、『ジャックと豆の木』チックな、お話し。
ダールにしては珍しく、童話的な作品。個人的には、ちょっとテンポが悪かったような気がして、短いお話なのに、なかなか読みきれなかった。でも、小さなお子さんには良いと思う。
そしてそのままの勢いで、久しぶりに梨木香歩さんを読み始める。この人独特の世界に、あっと言う間に引きずりこまれるのは、相変わらず心地よい。読み始めたのは「家守綺譚」。
読書は楽しいのだ!